
ロニー・ジェイムス・ディオ(本名:ロナルド・パダヴォナ)は1948年7月10日、ニューハンプシャーのポーツマスで生まれました。 少年時代はニューヨークのコートランドで生活し、高校でセミプロバンドのヴォーカルとベースを担当しました。この頃にトランペットも習得しています。 そのあとプロとしてさまざまなバンドを経てエレクトリック・エルヴスというバンドを組むが、ギターリストの交通事故死で1970年に解散してしまいます。 しかし残ったメンバーとELFを結成、その後リッチー・ブラックモアに見いだされてRAINBOWの初代ボーカリストとして活躍します。RAINBOWで3枚のスタジオアルバムを発表した後、さまざまな原因(一説には給料の問題など)でバンドを脱退、オジーの抜けたBLACK SABBATHのメンバーと意気投合してブラックサバスに加入します。
RAINBOW(1975-1978) スタジオアルバムを2枚出した頃、トニー、ギーザーの元サバス派とロニー、ヴィニーの新サバス派の間に確執が生じ、ライブアルバム制作時にロニーとヴィニーが脱退してしまいます。
BLACK SABBATH(1979-1982) そこでロニーはヴィニーと一緒に自分のバンドDIOを結成、RAINBOW時代に共演したジミーべインと新人のヴィヴィアンキャンベルをむかえて1STアルバムをリリースします。
DIO(1982-1991) メンバーチェンジを経て6枚のスタジオアルバムを発表した後、トニーやギーザーと和解、BLACK SABBATHに再加入します。スタジオアルバムを1枚作りましたがメンバーの不仲によりまた脱退します。
BLACK SABBATH(1991-1992) その後DIOを再結成、2枚のアルバムを発表して今年の5月に来日、現在にいたります。
DIO(1992-)
まさに「メタルヴォーカリスト」でしょう。高音から低音まで問題なく出ますしビブラートも美しいです。ロニーは絶対音感のようでライブでも半音はずさないとさえ言われています。ただ本人が言っているようにBLACK SABBATHの時、無理に歪ませて歌った為ビブラートが思ったように出ないそうです。たしかにRAINBOWの頃の方が声に艶があります。でもDIOでロニーの個性がはっきり出たのも事実です。僕はDIOの頃のヴォーカルが好きです。ロニーはとても強いヴォーカリストです。「自分で歌えるようになってから人を目指すのをやめた」と言っています。しかしポールマッカートニーからの影響は否定できないそうです。
「中世的叙情詩を書いたら右に出るものはいない」。RAINBOW FCの「RAINBOW RISING DIGEST 1976-1983」にはそう書かれています。RAINBOWの時、リッチーの作った詩について「"Starstruck"のような詞は歌いたくなかった」と言っているように、DIOではロニーのソード&ソーサリーの世界が十分に発揮されています。ただ最近少し違うようで「現実に目をそむけてはいけない」と言い、とてもアグレッシブな詩を歌っています。僕としては「剣」や「魔法」のファンタジーがたまらなく好きだったですが。